生活情報


 KIANのパパであるカーネル(大佐)ヤンさんの娘キンバリー(キム、15歳)がバギオに近いヌエベ・ビスカヤから夏休みを利用してやってきた。彼女のことは、いずれ詳しく紹介するが、今朝、大変貴重な情報を彼女がもたらしてくれた。     正月以来のことなので、私が掲載したブログを彼女に見せてやった。内容は分からなくても写真を見るだけでも楽しいだろうというわけだ。彼女が席を開けたの で、ちょっとパソコンをのぞいてみると、私が書いたはずのブログが英語になっているのだ。これは異なこと奇怪な、というわけで、聞いてみると、右上の Translateというボタンを押すだけで英語にでもタガログ語でもなんにでも翻訳されて現れるというのだ。    翻訳ソフトがあるというのは知ってはいた。しかし、それを使って作成したであろうPRAのパンフレットを見ても、なんとも使い物になるレベルには程遠かっ た。とてもとても恥ずかしくて人前に出せるものではない。だから、翻訳ソフトが実用に供するには後10年はかかると思っていた。     確かに、私のHPやブログの英訳を見ると、「人気者」や「苦節」などの漢字はそのままで、翻訳の精度については50点はあげられない。しかし、今まで写真 を見るしかないフィリピン人が、50%、場合によっては80%程度の 内容を理解できるとしたら、これは革命的なことだ。私のホームページやブログで退職者に多くの情報を発信しているが、私の同僚のフィリピーノは私がどんな 情報を発信しているか知るすべがないのだ。 […]

日本語判ホームページが英語版に大変身 2011年5月23日


 しばらく前に納豆に関する話題をブログに乗せたら、セブにお住まいの新留さんが、その作り方を連絡してくれた。今回は新留さんの秘法を紹介したい。実は私も1990年代の終わりにフィリピンに駐在した折、納豆作りに挑戦したことがあるので、その経験も含めてみた。 1. 大豆を一晩、水に漬け置きする。大豆はマーケットで入手可能。45ペソ/kg位でお米よりちょっと高め。マニラならデビソリアで安く売っている。   2. きれいに洗って、鍋でボイルする。圧力鍋を使えば、約500gの豆を30分くらい。普通の鍋なら4時間くらい。   3. ゆでた大豆の水を切って、大き目のタッパーウエアに移す。容器は熱湯でよく消毒しておく。そうしないと納豆菌が雑菌に負けて醗酵してくれない。 4. 納豆菌をふりかけ良く攪拌する。タッパーウエアに敷き詰めた大豆は3層以上にならないようにする。これらの作業は大豆が熱いうちに済ます。   5.  大き目の発泡スチロールの箱に大豆の入ったタッパーウエアを収納する(箱はスーパーに売っている)。中にはペットボトルに熱いお湯をいれて、温度を40 度~50度に保つ。これには温度計が不可欠。ふたにさして外から見えるようにしておくと良い。温度が下がってきたら、ペットボトルの湯を代える。   6. 約24時間で納豆菌が繁殖して、大豆が白くにごる。温度管理が大切というか、できることはそれしかない。    7. このネバネバがでたら成功の証。 […]

納豆の作り方 2011年5月15日



最近フィリピンに二人の娘さんをつれてやってきた退職者が、新車でパスコの事務所を訪問された。どんな車を買おうかと迷っていたのだが、いすゞの SPORTIVEという7人乗りのSUVを購入したのだが、決め手はカーナビだった。運転手が道を良く知らなくて困っていたのだが、この車はカーナビが標 準装備されていたので、即決したそうだ。価格は120万ペソで決して安くは無いが、席が3列あって、洪水の多いマニラでは車高も十分だ。  フィリピンでカーナビのある車に乗るのは初めてだった。カーナビの器械は簡単に手に入るが問題はソフトだ。地図のソフトが無ければカーナビは何の役にも 立たない。フィリピンでは運転手を使うことが多く、彼らは道を良く知っている。だからカーナビの需要は少なくて、ソフトの作成に元が取れないと思ってい た。少なくともマニラないしカラバリソン(カビテ、ラグナ、バタンガス、リザール、ケソン)全域の詳細な地図が入っていなければどうしようもない。それだ けの地図を入力するのは容易なことではないだろうし、かなりの投資となる。   1990年代の初頭、私がフィリピンにやってきたばかりのころ、フィリピン人をたくさん雇って日夜、日本の地図を入力している会社があった。その後、日本 のカーナビが急速的に普及した。あのカーナビの地図は、実はフィリピンで入力されたものだったのだ。あれから20年、ついにフィリピンにもカーナビが上陸 したのだ。    ちなみに、フィリピンで地図を見ながら行き先を探す人はめったにいない。住所を頼りに人に聞きながら探す。 それでなんとか間に合ってしまうのだ。というよりか、彼らは地図が読めないのだ。彼らにとって立体的に地理を見るよりも、平面的に地理を捉えるほうが易し い。要は、マクドナルドのある交差点を右に曲がって、しばらく行ってカルテックスのガソリンスタンドを左に折れて...てな具合だ。したがってカーナビは フィリピン人にとって天の恵みか果たして無用の長物か興味のあるところだ。ちなみに件の運転手はどうしてもPRAへの案内をカーナビに入力することができ […]

フィリピンにカーナビ登場 2011年4月17日


従来、日本から持ってくる必需品としてパソコンを上げていた。これはフィリピンでパソコンを買った場合、OS(Operation System)が英語版だから、そのままでは日本語は使えず、日本人にとっては役立たずの木偶の坊だからだ。これを日本語でも使えるようにするには従来、 OSから日本語版WINDOWSなどに交換する必要があり、中身をそっくり入れ替えることになってしまうと思っていた。そうしたらソフトの購入費だけでも 新しいパソコンを買うのと同じになってしまうだろうと。 最近、インターネット専用の安いパソコンが出回っているが、これはMSオフィスなどのソフトが入っていない。しかし、中身は立派なパソコンで、2万円程 度から買える。最近はフィリピンでも出回り始めて、1万~2万ペソ程度で買える様だ。私も一台持っているが小さいので持ち運びに便利だ。これに当地で格安 で求めたMSオフィス英語版をインストールすると、なんとWORDやEXCELLなど、どんなソフトでも日本語で作業ができるようになってしまうのだ。  (英語版WIDOWS+日本語ソフト)では日本語は使えないが、(日本語版WINDOWS +英語版ソフト)なら日本語が使えるが、これは日本語機能がOSの一部となっているためだ。ただし、英語版ソフトを使うと、画面の機能の表示は英語となる が、ちょっと慣れればなんのことはない。パソコンの用語はもともとすべて英語だから、ファイルがFileと書かれていても困る人はあまりいないだろう。も し、フィリピンの人と同じパソコンを共有するとしたら、フィリピンの人にとっては大変重宝となるのは間違いない。ただし、OSにまつわる機能は日本語で出 るので、フィリピンの人が戸惑うときもある。  以上の情報は以前ものだが、今回、ある退職者の方から、フィリピンで買ったパソコンに日本で買ったMSオフィスの互換品のソフトをインストールしてくれ と頼まれた。店の人には、そうすれば、日本語が使えるようになると説明されたそうだ。そんなはずがないと、上記のことを説明して納得してもらった。  しかし、かなり高価なパソコンを買ってしまったのでなんとかしなければもったいない。幸い、手持ちの日本語版WINDOWSがあったので日本で買えば数 […]

英語版パソコンが日本語版パソコンに大変身 2011年4月3日



フィリピンの薬は即効性があるのでありがたい。日本では認可に時間がかかって特効薬がなかなか巷に回ってこない。フィリピンでは健康保険というものがあ まり機能していないので、医者にかからず、薬局で薬を買って済ましてしまうのが一般的だ。だから、皆驚くほど薬の知識が豊富だ。薬局といえばマーキュリー というほど、薬局チェーンのMercury Drug Storeが市場を席巻している。必ずしもマツモトキヨシのように安売りチェーンではないのだが、街のいたるところにあって、一説によると90%のシェア をにぎっているそうだ。  そして効き目の高い薬の最たるものが、下痢の友とも言える、このイモジウムだ。日本では下痢といえば正露丸くらいしか浮かんでこないが、フィリピンで下 痢といえばこのイモジウムが定番なのだ。一錠14ペソするから決して安い薬でもないが、イモジウムという名前がいかにもユーモラスな響きがあって覚え易 い。 私がフィリピンで企業の駐在員だったころ、カラオケで客を接待するのが毎晩の日課でゴルフが週末のかかせないお付き合いだった。カラオケでビールをしこた ま飲んでしまうと、翌朝下痢になる。下痢を気にしながらのゴルフは辛い。そこで離せなかったのがこのイモジウムだ。これを2錠飲むと一発で下痢がとまる。 ティーショットの瞬間に力んで、つい...なんてのは様にならない。また、休憩所に行く度にトイレに駆け込むのもつらい。ご承知の通り、フィリピンの公衆 便所には便座がなくて、用を足すのも一苦労するのだ。    先日退職ビザを取得した方は日本でタクシーの運転手をしていた。奥さんがフィリピン人でフィリピンとは馴染みが深い。この方はいつも下痢気味の体質なの […]

下痢グスリ、イモジウムの効用 2011年3月27日


まだ自分が子供あるいは若いころ、街でヤクルトおばさんを見かけることが時々あった。あのヤクルトのちいさな容器を配達あるいは売り歩いていたのだ。そ れが現在フィリピンの街角でよく見かけるのだ。ヤクルトはコンビニやスーパーでも大きな顔をして売られている。手ごろな大きさなので子供たちも大好きだ。 5本で48ペソ、一本10ペソ近いから、フィリピンとしては決して安い飲み物ではない。しかし、子供たちはヤクルトを単なる清涼飲料として飲んでるきらい がある。 ご承知の通りヤクルトは乳酸菌飲料で整腸作用がある、いわばサプリメントだ。だが、子供はほっておくと冷蔵庫を開けて水代わりに何本でも飲んでおり、そ れを親も黙ってみている。体に悪いことはないだろうが、なんともいえない思いがする。ヤクルトとしてはたくさん売れてうれしいかも知れないが、本意ではな いはずだ。 ヤクルトは日本のビジネスモデルをフィリピンに持ち込んで成功したが、ほかにもフィリピンに根付いているおなじみの食品類がある。筆頭は、日清のカップ・ ヌードルだ。小が19ペソ、大が26ペソと格安だが、日本のそれとは大分趣が違う。だからフィリピン人も日本から輸入したのを好んで食べる。輸入品は 100ペソ程度と4倍もの値段なのにだ。    日清のカップ・ヌードルはジャパ行きさ んにとっては、懐かしい日本の味なのだ。彼らは、日本で稼いだお金の大半をフィリピンの実家に送ってしまうために、いつもひもじい思いをして、カップ・ ヌードルばかり食べていた。そして、たまに鼻の下の長い客に誘われると、憧れの焼肉をたべて栄養をつけた。だから、今でも日本からのお土産と言えば、口を そろえて日清のカップ・ヌードルと答え、フィリピンで食事に誘うと焼肉と相場が決まっている。だから、空港で預け入れ荷物を待っていると決まって、日清の […]

ヤクルトおばさんが街を行く 2011年3月21日



 あの、SMデパートチェーンの子会社のSMDC(SM Development Corporation)がマニラ一体に手がけているコンドミニアム・プロジェクトのひとつ、タガイタイーWINDの現場を訪問した、というよりゲストをタガイタイに案内するついでに建設工事が開始されたWINDのモデルルームを訪問した。ちなみにタガイタイは風が強く、そのため、WINDと命名されたものと思うが、この風が住み易いのか住みにくいのか、見極める必要があるだろう。    かつてSMデパートがメトロマニラにじゅうたん爆撃のように出店したのと同様、マニラの主要地域に大型のコンドミニアムの建設に取り組んでいる。総戸数は数万戸に達するものと推定され、MakatiのJAZZをはじめ、SMモール・オブ・エイシアの脇のSEA、スーカットのFIELD、マンダルヨン・ボニーのLIGHT、などなど10箇所以上が売り出されている。  タガイタイのWINDは、メイン通りのタアル湖とは反対側に広大な敷地を準備し、長いこと造成中だった。今回覗いてみたら、すでに第1棟が2階まで出来ていて、モデルルームがオープンしていた。SMDCのプロジェクトは25m2程度をユニットとして、それ二つつないで50M2程度のユニットにするなど、きわめてシンプルな設計だ。価格はプレ・セール(未完成のものを先行して購入するもの)で250万ペソ程度、平米10万ペソだが、中間層が何とか手が届く範囲に価格を設定しており、昨今の超高額コンドミニアムとは一線を画しているようだ。しかし、このような小型の住まいに住むようになると、核家族化が加速され、フィリピンのよさである強い家族の絆が壊れ、日本が歩んでいるような方向に進むのではないかと危惧される。 WINDの視察の後は、定番のタアル・ビスタ・ホテルの展望台へ向かった。この日、タアル湖はかすんでいてよく見えなかったが、右奥に何か店がたくさん出ているので覗いてみると、そこには家庭で作ったと見える手作りのお土産がたくさんおいてあった。手作り石鹸も色々あって、ひとつ50ペソくらいで買い求めた。そろそろランチタイムだったが、ホテルのビュッフェの豪華な食事は遠慮して、ローカルのレストランに行くことにした。しかし、ここのレストランも観光ブームのせいかほとんど満員だった。     次も定番のマホガニー・マーケット。地元の果物や野菜、それに牛肉が名物だ。特にパイナップルの収穫のシーズンとあって、山のように積まれていた。大が3個、中が4個、小が5個でで100ペソとマニラの半分程度の値段だ。それに完熟もぎたてのパイナップルは格別の味がする。この日、私は小5個100ペソを、6個にまけさせ、300ペソで18個買い求めた。それに大根が1kg、35ペソを3kgで100ペソで買った。パイナップルはバナナ、マンゴと並ぶ三大熱帯果実で血液さらさら効果など注目の果物だ。一方の大根はフィリピンでもシネガンなど大変役に立つ野菜で、フィリピンの大根は小さいので、20本程度あった。  次が今回のもうひとつの目玉、トロトロ・レストランでの食事だ。ローカルを味わいたいとのゲストの希望で、マホガニー・マーケット内のレストラン街を覗いてみた。レストランといっても出来合いの料理を屋外の席で食べるもので、料理の種類はあまりない。しかし、これがフィリピン庶民の食べ方だ。  しかし、ここはある程度観光地化していて、客はほとんどマニラから来たフィリピン人だ。だから若干高くて、3人でビールなども入れて、700ペソほどだった。タガイタイのフィリピン料理の名物はブラルーという牛の骨と筋肉を煮込んだスープで、クリスピー・パタやチキンのから揚げと並んでフィリピーノの大好物だ。確かにおいしいそうだが、糖尿病の私には食べすぎが怖い。しかし、案外野菜もたくさん入っていてゲストには好評だった。    最後に、マホガニーマーケットのすぐ近く、ロビンソンが手がけるコンドミニアム(ウエリントン・コートヤード)に寄ってみた。ここは即入居可能なユニットもあるが、少々中に入っていて、タアル湖の景色も見えず、SMのWINDと比べて、食指が動きにくい。価格は平米6~7万ペソで、割安だが、設備や間取りはいかにも一昔前のつくりで見劣りする。しかし、実を取るという人にはお買い得なコンドミニアムといえるだろう。  

タガイタイのSMDCプロジェクト視察 2011年3月20日


 もう30年ほど前になるかと思うが、騒音防止用の耳栓(Earplug)を空港で見つけて、1セット500円の大枚を払って買い求めた。飛行機に乗って いるときは常に騒音がして落ち着かないが、これを耳に詰めれば騒音が一気に静かになる。それでも人の声は聞こえるという優れものだった。それから定期的に 買い求めて常に海外に行くときは使っていた。  最近は100円ショップで売っていて、従来の500円が100円となり、多いにありがたい。これさえしていれば、寝るときエアコンの騒音や他人のいびきに悩まされなくて済む。さらに子育ての悩みの赤ん坊の泣き声もかなり緩和される。私は子育 て中は赤ん坊の泣き声がうるさくて別室で寝ていたが、その習慣が今でも続いて、夫婦が同室で寝ることは数十年皆無だ。これは夫婦生活にとってかなりまずい ことだと思うが、今でもいびきがうるさいと言って妻に同室で寝ることは拒否される。 この耳栓は今ではちょっとした旅行にも欠かせない。運悪く道路側の部屋に泊まったら、トライシクルやジープニーの騒音で一晩中眠れないという羽目に陥る し、近所でフィリピーノがパーティかなにかで大騒ぎしていても知らん顔して寝ることが出来る。特にいびきをかく人と同室で眠る羽目になったら、この耳栓は 必須だ。 . 先日アンヘレスのマーキー・モールに立ち寄ったのはサイゼン(ダイソー)で、この耳栓を買うのが目的だった。従来の筒状のもの は1セット85ペソ。黄色いのが2セット、4つで85ペソ、橙色のはなんと3セット、6つで85ペソだった。かつて500円で売っていたものだ。創業者は いかに儲かるかの典型だろう。原価はきっと10円ぐらいだろう。10円で作って500円で売るなんて、詐欺以外の何ものでもないと思うのだが、これがビジ ネスだろうか。 .  この黄色い先が細くなった耳栓は筒状のと違って人の声もカットしてしまう。テレビを見ながらはめると、テレビの音声が全く聞こえなくなるが、これは返っ […]

耳栓の効用 2011年2月24日



 私にとってカメラはブログを書く関係上、まさに大事な商売道具だ。カメラ無しでは一時も過すことができないとさえ感じている。出かけるときも常にポ シェットに入れてシャッター・チャンスを狙っている。そのカメラが最近狂ってしまったのだ。こちらの操作に関係なく勝手にシャッターがおりたり、操作ボタ ンもメチャクチャになってしまった。すでに2万枚くらいは撮っているだろうから、寿命が来たのだろうか。日本に送り返して修理しようかとも思うが、3年の 保障期間も切れており、あきらめるしかないようだ。  私はカシオ党でカシオのデジタルカメラはすでに5台買っている。現在持っているのは EXILIM EX-V7で、同じものを2台持っている。1台はスタンバイで、同じカメラなら操作が同じなので迷うことがない。1台目は発売当初で4万円ほどしたが、2 台目はすでに型落ちで、フィリピンで2万円ほどで買えた。このカメラはレンズの出し入れがないので壊れる可能性が少なく、そこそこの機能があり、とても気 に入っていた。  2台目はしばらく使っているうちにフラッシュが使えなくなってしまったが、スタンバイならいいだろうとそのままにしてお いた。1台目がだめになったので、2台目を修理に持っていったら、ケソンのカシオの代理店に持って行けと言う、しかも修理費が高いから新しいのを買ったほ うがよいとも言う。修理を待つ間、カメラ無しでは具合が悪いし、まあ、充分使ったのだから、ここいらが潮時と新しいカメラを買うことを決心した。 そこでカメラ選びが始まった。私のカメラの条件は下記だ。 (1) 持ち歩きに便利なこと。ポシェットに入れていつでも取り出して写真が撮れること (2) 耐久性があること、24時間、365日の使用に耐えること […]

カメラを買い換えました 2011年2月18日


しばらく前フィリピンをたびたび訪問された方が、トイレで大量のトイレット・ペーパーを使う人で、ホテルのトイレ、事務所のトイレと片っ端から詰まらせてしまった。その人が使った後のトイレは紙が一杯で後始末に往生したものだ。何故、簡単に詰まるのか不思議に思っていたがその後、謎が解けた。フィリピンのトイレット・ペーパーは水で溶けないのだ。実際に試してみたが、水を含んで柔らかくはなるものの決して溶けない。だから多めに使うと便器をの穴をふさいでしまってにっちもさっちも行かなくなるのだ。 だから、アンヘレスのフレンドシップ・クラブではトイレット・ペーパーはすべて日本から運んでいるという。そもそもフィリピンのトイレにトイレット・ペーパーは置いていない。なぜならフィリピン人は基本的にトイレット・ペーパーは使わないのだ。ではどうやって用をたすのだろう。普通トイレには紙はなくてもタボ(柄杓)と水の入ったバケツがおいてある。さらに最近はホースの先にシャワーの小さいのがついているのが便器に脇にある。すなわち、フィリピンでは用を足した後、水で後処理をするのだ。その後、トイレット・ペーパーでぬれた尻を拭くかあるいはタオルで拭く、あるいはまた乾燥させるという手もある。   だから使用済みのトイレット・ペーパーはきたなくないから、便器の中ではなくゴミ箱に捨てるものなのだ。実際問題、ロール状のトイレット・ペーパーはフィリピンではティッシューと呼んで、鼻をかんだり、手を拭いたりするのに使い、トイレで使うことは返って少ない。だから、水に溶ける必要が無いのだ。逆にすぐに水に溶けるようでは使い物にならない。日本で売っている箱に入ったティシューが水に溶けないのと同じ理屈だ。 ちなみにこのフィリピン式ティッシューは4個で46.75ペソ、約90円だから、決して安くは無い。こんもので汚れた尻を拭くなんて罰当たりかもしれない。用を足した後、水で洗うことに慣れると、水無しで紙で尻の始末するなんてとても不可能だ。きれいにしようと徹底的にこすれば痔になってしまう。これはウオシュレットを使い慣れたら、ウオシュレット無しでは用が足せないのと同じだ。この点、フィリピンはウオシュレットの先進国と言っていいのかもしれない。 最近でこそ、ウイルコンなどの住宅器材の販売店でもTOTOのウオシュレットが置いてあるが、やたらに高い。常夏の国ではヒーターもいらないし、単純なもので充分なはずだ。だから最近はトイレ用のホースシャワーがどこの家庭でもつくようになった。タボにバケツではちょっとみっともないというのだろう。しかしタボに慣れると、それはそれでなかなか具合の良いものだ。 ちなみにフィリピン人は大変清潔好きだから、公共のトイレで便座に座るなどということは決してしない。男性の少用なら問題ないが、女性の場合は浮き腰で用を足すそうだ。もちろん、その後は水で洗う。大となると、便器の縁に乗っかって用を足すことになる。だから便座は邪魔ですべて取り外してある。便座が汚いからそうするのではなくて、便座を使わないから汚いままにしてあるようだ。  それにつけてもフィリピンの公衆便所はいただけない。少用は良かれとしても大はとても無理だ。せいぜい使えるのは五つ星ホテルのトイレくらいだろう。だから私は出がけにもよおすとホテルのトイレに行くことにしている。  

フィリピン産トイレットペイパーは水に溶けない 2011年2月17日