先日、アンヘレスのクラークの入り口近くにある和食レストランYUFUINで、案内した退職者と食事を取ったところ、その安さにいたく感激していた。タ イのパタヤに長くお住まいのこの方はフィリピンでの物価は大体1バーツが1ペソだという。ちなみに1バーツは約3円、1.5ペソだから、タイの物価はフィ リピンの1.5倍ということになる。 アンヘレスを縦断するマッカーサー・ハイウエイからSMクラーク に向って入って100m位のところ、右側にYUFUINはある。大きな看板が出ていてすぐにわかるが新築のこぎれいなレストランだ。2階は焼き肉専門で、 もともとYUFUINは焼き肉が得意ということだが、定食類も豊富でしかも安い。おまけにウエイトレスもきれいだ。 種類はあまり無いが、ここのランチセットはたったの158ペソで、ファーストフード並みだ。しかし味は本格的で、私がいつも行っているMARUCHANの ランチセット(220ペソ)とそん色ない。相棒の有川さんがアンヘレスに整体出張したときは昼はランチセットから選んで、夕食はすき焼き定食(350ペ ソ)と決めているそうだ。 この日は刺身セット(280ペソ)、から揚げセット(260ペソ)、鮭はらみ塩焼き定食(250ペソ)、カキフライ定食(350ペソ)などを注文したが、 その充実した内容に皆びっくりしていた。また、全部紹介できないが、メニューも豊富だ。特に刺身定食の対費用効果は信じがたいとのコメントだった。 YUFUINの姉妹店として同じ道の少し手前にPink […]
食事所

横浜駅に寄った折、ペッパー・ランチで食事をとった。日本では有名なファースト・フードらしいが、私には始めての経験だ。ステーキやハンバーグが 1000円以下で食べられる。味もなかなか本格的であるが、食券を買って席につくと数分で料理が出てくるのに驚いた。熱せられた鉄板に乗せられた牛肉をか き混ぜて程よく焼いて食する。なかなかユニークだ。 店は満員でなかなか盛況だ。店のアレンジは牛丼の吉野家と同じで、店員はほとんど移動することなく、料理を運んできてくれる。必ずしもセルフ・サービスではなくて、レストランのカウンターで食事をする雰囲気だ。 フィリピンにも吉野家はあるが、形式はマクロナルド式のカウンターに並んで料理を受け取り、テーブルに運んで食べるセルフサービス方式だ。味も今一で、日本の吉野家とはちょっと違う。 ちなみに、フィリピンではマクロナルド、ジョルビー、KFCがファースト・フードの御三家といえるが、最近は東京東京、テリヤキ・ボーイ、キタロー、来来 軒などの和食のファースト・フードが目立ち始めた。これらはフィリピーノ対象の和食ファースト・フードで少々安めの和食レストランに過ぎず、我々日本人に はちょっといただけない。 値段的には100ペソ~200ペソ(200円~400円)程度、日本との物価差を考えると必ずしも安くない。ペッパーランチは600円~1000円 (300ペソ~500ペソ)程度だから2~3倍だ。一般の物価が5倍、人件費が10倍だから、客さえ来ればかなり儲かる勘定になる。ちなみにマカティ・ス クエア近辺の本格的和食レストランでも200ペソ~400ペソで食べられるが、それと大差のない値でこれだけの料理を出すペッパー・ランチの頑張りは評価できる。 マックなどハンバーガー系のファースト・フードを除くと中華料理のチョーキンが目立つ。しかし、ここの食事はどうしようもなく、絶対に避けたいファースト・フードだ。なにしろまずい。フィリピンの中華料理、おなじみのルートン・マカオやタン・シティは安くておいしいし、価格的にもチョーキンと大差ない が、それでも、チョーキンはいたるところに出店しているファース・トフードの雄だ。中華料理をフィリピーノ風にアレンジしているところが受けているのかも しれない。すなわち野菜がほとんどついていないのだ。 […]
ペッパーランチに感激 2010年11月21日

オルティガスのシャングリラ・モールのKIMONO-KENという日本食レストランで食事をした。マニラには 東京・東京、来来軒、テリヤキボーイ-太った少年、KITAROなどのフィリピン人向け和食チェーンが存在するが、我々日本人にはちょっといただけない和食もどきレストランだ。しかし、このKIMONO-KENはちょっと一味違うというので試してみた。 KIMONO-KENは他のファストフードとは違って高級感が溢れ客層もよさそうだ。一食が200~300ペソと、マカティ・スクエアのMARUCHANあたりと比べてもそん色ない価格だが、こんなところで食事する中間層が増えた証拠だ。 メニューとしてはありきたりの和食だが、たしかに違和感が無い日本食だ。日本人が食事をする本格的和食レストランと違い、イカの塩辛、しらす干し、枝 豆...などの一品料理は無いが、刺身、すし、天ぷら、...など、一通りの日本食は揃っている。スし握りと白身魚のフライを試したが、少なくとも和食もどきではない。日本で言えばファミリーレストラン並みといえるだろう。フィリピン人が好むようなメニューをそろえているが、日本人をターゲットとしたレストランと比べて味の違いは区別できないだろう。なまじフィリピン人好みの甘い味付けにしていないのに救われる。 ここシャングリラ・モールの地下にはおでんのコーナーがあった。さらに入り口近くには東京東京レストランがあった。東京東京レストランは、今もっとも元気が良い和食チェーンだ。KIMONO-KENはマニラで7軒あるそうだが、オルティガスのシャングリラ・モール以外はモール・オブ・エイシア、SMノース・ エドサ、ロックウエルなどに店を構えているそうだ。
和食チェーン着物軒(KIMONO-KEN)の紹介 2010年10月25日

20代から50代の6名の日本人に付き合って、先月に引き続きスービックを訪問した。今回はコンドテルのポコ・ア・ポコが視察の主な目的だったが、スービックが初めての方が大半だったので、主だったところを早足で見学した。 ポコ・ア・ポコのあるビジネス地区の端に建設中の病院(Bay Point Hospital)が完成間近で、ここが開業すると、以前紹介したジョージ・デュイー病院とあいまって、スービックの医療環境が飛躍的に改善されるものと期待される。 この界隈はホテルやリゾートの開発が盛んで、海岸沿いの遊歩道もムード満点だ。すでに2、3の中規模のホテル・リゾートも運営中でレストラン街からも至近距離なので多くの観光客が訪れるものと期待される。 港にはアメリカの軍艦が寄港していた。今夜はスービックのバーやクラブはアメリカの水兵でごった返すことだろう。 定番のオーシャンパークやズービックにも足を延ばしたが、途中野生のサルの一家に遭遇した。しかし、残念ながらあの大型のコーモリは遭遇できなかった。 この日の収穫は和食レストラン「SAGANO」の体験だ。やはり地元の人の情報に基づいて行動するのが確かだ。開店間もない「SAGANO」はスービックのカジノの中にあり、大型の高級レストランでメニューも豊富、しかも24時間営業だ。個室もあり、レストランから直接カジノへも行ける。 メニューの一部を紹介するが、思いつく日本料理はほとんど網羅している。糖尿病患者定番の「サバ・バッテラ」を注文したが、マカティ・スクエアの「MARUCHAN」に比べてサバが厚くてボリュームがあった。値段もそれなりだったが、全体的にマカティ・スクエアの和食レストラン外に比べて2~3割高めのようだ。
スービック訪問(和食レストランSAGANOの紹介)2010年10月6日

フィリピン名物がことごとく新政権の影響で廃止、そして復活する中、アンヘレスもその例外ではなかった。遅ればせながら、最近のマニラ新聞に「女性ら 200人を人身売買容疑で拘束」というニュースが載った。今更、売春容疑(新聞には人身売買とあるが)もなかろう、と興味津々だった。たまたまその日アンヘレスに行ったので、その辺の事情を地元に人に聞くと、昨夜、「Forbidden City(紫禁城)」など、4つの店に手入れが入ったというのだ。何故、その店が狙われたのか、100軒以上のクラブがひしめくこのフィールド通りで、見せしめなのか、警察へのつけ届けが滞ったのか、議論は絶えない。 昼食後、早速、フィールド通りを歩いてみると、まず、フィエスタと称しておかしな格好として歩いている団体に遭遇。しかし、フィエスタにしては人数があまり に少ない。タバコ市のフィエスタだって数十~数百人の学生や児童が可愛らしいダンス行進を見せてくれる。観光客のチップ目当てのグループか、などと勘ぐっ てしまう。 そして、確かにあの「Forbidden City」が「CLOSED」と、なにか誇らしげに閉鎖されている。他の店はどう かというと、相変わらずの盛況だ。まだ昼間なので開いている店は限られていたが、私のなじみの「VOODOO」などは座る席が無いくらいの盛況だった。同 行した退職者も「VOODOO」のいかにもフィリピンのゴーゴークラブといった雰囲気にいかにもご満悦だった。右の写真は最近人気のAgasyaの外観。韓国人経営で、日本人好みの女の子が多い。 この日は初めてフィールドの中ほどにあるカレーやさんに入ってみた。「Rikako Curry House」と称したこの店はいつも目にはとまっていたのだが、あまりにもローカルっぽいカレーやさんなので入るのが躊躇された。入り口には女性のヌード の絵など似つかわしくないものが並べられている。 メニューはもちろんカレー中心だが他にも若干ある。カレーの値段は忘れたが気にならないほどだから、200ペソ以下だったと思う。食べてみておやっと思った。当たり前の話しだが、カレーが辛いのだ。日本の辛口程度で、甘党のフィリピン人にはちょっと手が出ない。私には丁度良いが、果たしてこれで一般の 客は喜んでもらえるんか心配だ。フィリピン人用に甘口なんてのもメニューに加えたらはやるのではないかと思った。 […]
アンヘレス最近の話題 2010年9月20日

マカティアベニューの繁華街をブエンディア/ジュピター通りから北へ500m位進んだところに「Great Eastern Hotel」あるいは「Aberdeen Court」というホテルがある。一泊1500ペソからという格安のホテルだ。ジュピター通りに近いブルゴス通り周辺に固まっているホテルが概ね 2000~3000ペソだから、ちょっと離れただけでかなりお得だ。 レセプションやウエイトレスは、とても家族的で優しい。だから私の友人はここを常宿として、マニラの夜の探検に余念が無い。ただしこのエリアの欠点は、もう一方の繁華街マカティ・スクエア周辺に20軒もの日本食レストランと15軒ものカラオケがあるのに対して、ここは「新宿ラーメン」一軒くらいしか日本食がない。カラオケも「ナポレオン」と「だいすき」の2軒だけで、もっぱら韓国や欧米人の食事どころあるいは遊びどころが多い。 しかしながら、一流ホテルのビュッフェが千ペソ以上するという昨今、このホテルのビュッフェは198ペソで食べ放題という優れものだ(土日は250ペソ、朝、昼、夜とも同じ)。もちろん酒類は別途だがアイスティーやデザートもついており、198ペソぽっきりで済む。1階というが、入り口からちょっと階段を下りたレストランの室内は一応、ホテルのそれで、そこそこの雰囲気もある。 料理の方は、見てくれは一流ホテルのそれと較べることは出来ないが、種類も豊富で、十分楽しめる。インド料理や日本食など余計なものは無いが、このホテルには中華レストランもあるので、中華料理もいくつかあって味も良い。この日も外から団体の客が来ていて多いににぎわっていた。
アバディーンのビュッフェが安い 2010年9月12日

パソンタモ通り、マカティスクエアに近いクリークサイドにあるのが居酒屋「満月」だ。そこのユニークな和食は以前にも紹介したが、今回再訪したのでそのユニークな料理を再び紹介したい。 魚のフライやカツどん、サラダやチャーハンなど単純な料理でも、ここでは、その料理がどんな器に、どう盛り付けられてくるのか、楽しみだ。そして写真を撮られずにはいられない。それにしても料理ごとに器が違い、一体どれだけの器を日本から持ってきたのか、器だけでも数百万円では追いつかないだろうと余計なことを考えてしまう。 ところでこの日は5人で10皿注文し、それに飲み物を加えて、5000ペソ弱。私にはちょっと高いが、この日案内したゲストは安い安いと大満足。フィリピンでもこんなしゃれた料理を出すところがあるもんだと感心していたが、案内した甲斐があったというものだ。ところで、この日のゲストは、以前日本人の経営するステーキハウスに行って、確かにおいしいかったものの、3人で1万ペソを超える請求書にびっくりしたとのこと。しかも同席したフィリピン人にはあまり感謝してもらえず、ここのほうがはるかに満足度は高かった様子。
居酒屋「満月」の紹介(その2)2010年9月12日

グリーンベルトといえば、高級店の並ぶマカティでも最もモダンな地区で有名だ。しゃれたレストランが建ち並ぶが値段も高級でちょっと気軽にお食事という わけには行かない。しかし、庭園に面していない裏側のレストランは、やはりしゃれてはいるが、値段がリーゾナブルな店が多い。 先日、ビ ザ発行待ちのご夫婦が、安い店を見つけたということで、招待されたのが中華料理の「グロリア・マリス」だ。超高級コンドミニアム、アヤラの「レジデンス・ グリーンベルト」あるいは「ニューワールド・ルネッサンス」側、エスペランサ通りにある「グロリア・マリス」は、かのジュピター通りの「ルートンマカオ」 と同等の値段で、安心して食事ができる本格的中華レストランだ。この日は、7人で、2600ペソ、一人当たり、400ペソに至らなかった。 先日、PRAのビザ発行部門の部長だったフィリップさんが日本に2年間留学するということなので、壮行会と私の相棒の赤ちゃんの顔見世を兼ねて食事を共 にした。日本語を特訓中のフィリップさんは片言の日本語で話しかけるが、まだまだ実用には程遠い。7月には広島に向けて出発するそうだが、頑張ってくださ い。 赤ちゃんの「キアン」はまだ2ヶ月ちょっとというのに髪はふさふさで、かなり大型のベイビーだ。外に出かけると全然泣かないで、終始ご機嫌だ。 エスペランサ通り沿いには有名な日本料理店「杉」が「グロリア・マリス」のすぐ近くにある。「杉」は本格的な日本料理だが、客はほとんどフィリピン人で いつも席待ちの人がいるぐらい繁昌している。値段は決して安くはなく、マカティ・スクエア近辺の日本料理店よりも高いくらいだ。 「グロリア・マリス」の両隣はインド料理の「ニューボンバイ」とステーキハウスの「テンダー・ボッブス」で表のメニューを見る限り、なかなかリーゾナブルな値段だ。こんど試してみたいと思う。 表に出ているメニュー(グロリア・マリスとテンダー・ボッブス)は細かくて見づらいが、クリックして拡大してみると、それぞれの料理の値段が 200~300ペソでとても安いことがわかると思う。グリーンベルトの庭園を散策した後、食事はちょっと裏に回って食べるのが高級感を安く楽しむコツのよ […]
格安中華料理店「グロリアマリス」の紹介 2010年6月16日

マカティ・スクエアーのクリークサイド、焼き肉龍苑のとなりに開店したのが、居酒屋「満月」だ。ちょっと雰囲気のある店構えなので、中をのぞいてみたら、黒を基調とした内装はフィリピンではちょっと見られない凝ったものだった。店員の衣装も黒を基調とした今風の日本の居酒屋のものだ(現在は、ジュピター通り、マカティアベニューを東にしばらく行ったところに移動しています。) クリークサイドの中ほどという、場所的には決して良いところではないが、夕飯時は中々はやっている。伝統的な日本料理、すしや刺身、焼き魚や天ぷら、あるいは、とんかつやカレーなどではちょっと物足りないという日本人や、舌のこえたフィリピン人が客のようだ。 メニューには伝統的日本料理とは一線を画した、今風の居酒屋料理が並ぶ。日本料理通のフィリピン人でも名前だけでは何がなんだかわからないから、すべての料理は写真付だ。ほとんどの料理は当たり前の日本料理ではなく、ひとひねり工夫がされている。値段は必ずしも安くなく、日本と同程度のようだ。 例えば「握り寿司」を注文しても丸く握ってあったりして、中々面白い。それにまた、料理ごとに器が違い、料理と器の調和が楽しめる。よくぞここまでの器を日本から持ってきたものだと感心する。当たり前の日本料理に飽きた方々には是非覗いてみて欲しい穴場的レストランだ。
居酒屋「満月」の紹介 2010年4月25日

マカティ、パソンタモンのマカティスクエア、リトル東京にあるのが、ラーメンの老舗、「新宿」だ。下手な日本のラーメン屋さんよりよほどおいしくて種類も豊富だ。右下の写真はマカティ・アベニュー沿いにある支店だ。マカティスクエア界隈は日本料理やがひしめく激戦地だが、「新宿」は中でも、もっとも古くその激戦を勝ち抜いてきたつわものだ。その秘密は多くのフィリピン人に支持され、特にマカティ・アベニュー店はほとんどの客がフィリピン人だ。 パソンタモ本店は数年前リニューアルされ、以前の倍ぐらいの大きなモダンな店に生まれ変わった。もともととなりは同じ経営の「原宿」というカラオケだったが、そのスペースを取り込んだのだ。「新宿でラーメン食べて隣の原宿でカラオケをやってくる」という会話に、日本から来たお客さんは「一体何を話しているのか」と首をかしげていたものだ。 私が駐在をはじめた1989年は日本料理といえば、数件しかなく、この「新宿」は貴重な存在で、94年に事務所をアラバンに移転するまでの約5年間、毎日昼食をここで取ったものだ。中でも一押しは辛口ネギラーメン。このラーメンを食べたのは100回を下らないだろう。その外、マーボー・ラーメンやチャーハン、固いやきそば、餃子に野菜炒めなどなど、和式中華料理が何でもおいしい。 最近はフィリピン人の客が多いせいか、すし、刺身、天ぷら、鉄板焼きなど、和食料理の定番もメニューに載っている。フィリピン人は和食料理店となれば当然のごとく天ぷらや刺身を注文してくるので、店側としては、「ここはラーメン屋で日本料理はありません」とは答えても理解されないのだろう。この日は二人だったが、3人分注文して約1200ペソかかった。(メニューがピンボケですみません)