今年の3月31日を持って、外国の永住権を持つ日本人向けのJRパスの発売が停止されていたが、このほど、条件を変えて復活した、その条件とは、単に永住権を持っているだけではなくて、「在留期間が連続して10年以上であることを確認できる書類で、在外公館で取得したもの等」の提出となっており、まさに海外に生活している日本人であることだ。
日本人向けのJRパスが廃止されたことは、海外で外国人と暮らす日本人にとって、その家族、知人などの外国人を伴って日本を旅行する場合、極めて不便であり、日本旅行を躊躇させるとのクレームが出ていた。これは、より多くの外国人が日本を訪問して欲しいという国策に反する、ということでこの条件をかえての復活につながったものと考えられる。
実は、このJRパスについては裏話がある。昨年の後半、拙著「新・金無し、コネなし、フィリピン暮らし」の執筆に精を指していたころ、このJRパスの海外居住の日本人向には廃止される旨のニュースが入った。下記がその原稿であるが、この本が世に出る頃には日本人向けのJRパスがなくなるということを編集者に告げたところ、躊躇無く没とされた。JRパスの復活に際して、ブログで件の原稿に日の目をみせてやりたい。
ちなみに私は、2003年1月1日にフィリピンに乗り込んで以来、丸14年を越えているので立派にJRパスの資格がある。キアンとジェーンは、前回、マルチ入国ビザを取ったそうだから、飛行機のチケットさえ買えば、いつでも日本にいけるのだ。さしづめクッキー(キアンの妹)が5歳位になったあたりだろうか。
先日の日本旅行では、新幹線は駅で見物しただけだったが、いつかJRパスを駆使して乗り放題の旅をさせてやりたい
◆ジャパン・レール・パス
ジャパンレールパス(JRパス)とは7日、14日あるいは21日間、JR 6社の列車に乗り放題の最強のチケットだ(新幹線ののぞみ号とみずほ号を除く全線)。資格は観光目的で入国した外国人(観光目的以外のビザで入国する場合は資格がない)、日本人で外国の永住ビザを有して海外に居住している、あるいは外国人と結婚して海外に居住していることだ。事前に海外で引換証を購入し、日本の駅でJRパスに引き換える(購入から3ヶ月以内)。価格は下記の通り、日系の主な旅行社で扱っている。
種類 | グリーン車用 | 普通車用 | ||
区分 | おとな | こども | おとな | こども |
7日間 | ¥38,880 | ¥19,440 | ¥29,110 | ¥14,550 |
14日間 | ¥62,950 | ¥31,470 | ¥46,390 | ¥23,190 |
21日間 | ¥81,870 | ¥40,930 | ¥59,350 | ¥29,670 |
詳細は下記を参照
http://www.japanrailpass.net/index.html