昨年、私の知らぬ間に子供用のプールの建設が始まっていた。確かに悪くは無いアイデアではあるが、先立つものの準備もなしに、突っ走ってしまい、後から金の算段をするという、まさにフィリピン流だ。もちろん、付けは当方に回ってくるのだが、KIANの期待を打ち砕くわけにはいかないの、なんとかするしかない。そしてまた、何とかなってしまうところが、フィリピンらしいところだ。直径5mくらいの小さなプールだが、KIANが遊ぶには十分だ。おかげで、玄関先の庭はプールで占領されてしまった。
このプールはKIANのために作ったようなものだから、自分専用のプールと思っている。
しかし、一人で遊んでも面白くもなんともないから、いとこ達が積極的にジョインする。しかし、喜んで一緒に遊ぶのは小学生どまりだ。
フィリピンでは、日差しが強過ぎるせいか服を着たまま泳ぐ人が多い。
特に女の子は肌を見せることを極端に嫌う。10歳のヤナにしてもしかりだ。
もともと水遊びが大好きなKIANは朝から夕方まで水に入りっぱなしで、飽きることを知らない。
KIANにとってはまさに至福のひと時だ
大分水に慣れてきたKIANは、水にもぐることも出来るようになった。
さらにKIANはダイビングに挑戦だ。
1月1日はおじさんのアランの赤ちゃんの洗礼式があり、母方の姻戚が招待され、その子供達も プールの人泳ぎを満喫した。
しかし、問題は、浄水装置がないために、2~3日も使うと、水の汚れが目立ってきたことだ。子供達が服のまま入ってしまうことも汚れを加速している。水に入る前に体を洗うことを徹底しようとしたが、体の油分が水を汚すことを理解するのは難しい。そうなるとプールの水を入れ替えるしかないが、それには優に一日かかって、水代も馬鹿にならない。