恒例のPRAのクリスマスパーティがPICC(Philippine International Convention Center)で執り行われた。ここはつい最近もサミット会場として使われたところで、大きな会議場がたくさんある。最近のPRAのパーティは、ここでやるのが定番で、広々としていていいのだが、駐車場がないのがたまに傷だ。サミットなどの重要会議では周辺を交通止めにしてしまうので問題はないのだろうが、たかがPRAのクリスマスパーティではそうもいかない。
PRAのデズリーさんからは15人の招待客を割り当てられ、フィリピンで暮らす若い退職者のご家族と、子供、ヤヤ(子守)などで20人近い出席者を確保し、テーブルを2卓ほど確保して欲しいと頼んでおいた。
この日は、PRAは半ドンとなり、スタッフは準備(女性はお化粧と衣装)にいそしんだようだが、その通知を、寸前にPRAの入り口でみつけた時は戦慄が走った。なぜならば、15日、金曜中に退職者のビザを発行しなければならなかったのだ。結局、色々手を尽くして14日、木曜の夕方発行にこぎつけることができたのだが、一時はどうなるものかと気が気ではなかった。クリスマスパーティということで午後3時ごろには閉まってしまうのではないかとは、心していたものの半ドンとは思い切ったことをやるものだ。
PRAの入り口に貼られた半ドンの掲示
師走の週末、金曜日の夕方5時ともなると、足を都合するのが大変だ。自家用車は駐車場に困るし、タクシーもGrabも捕まえようがない。5時の開始に対して、キアンがドンボスコから戻ったのが5時近く、初参加のクッキーのミルクの準備も5時になってもはじまらない。結局、出かける準備が整ったのが5時半、Grabタクシーはとジェーンに聞くと、「ああそうだった」という返事。カーネルもやっとキャンプ・クラミ(国家警察の本庁)を出たばかりとのこと。そして、Grabタクシー待つこと30分、PRAのデズリーさんからは催促の電話は入るし、やきもきして、キアンはもう行くのはいやだと言い始めた。だめもとでタクシーを拾いに外に出たら、運良く目の前で停まって客を降ろすところだった。結局出発は6時を回っていたが、案の定、渋滞で、会場に到着したのは7時近かった。
やっとタクシーに乗り込んで会場に向かうクッキーとキアン。クッキーは夜のネオンに興味深々だった
PICCの正面入り口は大きすぎてカメラに収まらない
PICCの入り口のロビーの照明はさすがだ
先に到着していたゲストから、逐一連絡が入っていたが、6時半を回っても会場はがらがらだったそうだ。皆さんは、渋滞をみこして4時には家を出たそうだが、結局、招待者の私が一番遅れてしまった。受付は、遅れて到着したゲストで未だにぎわっていたが、顔見知りのスタッフが席に案内してくれた。先に到着した私のゲストはばらばらに座っており、専用のテーブルの確保のお願いについては、何のアクションもなかったようだ。しかし、遅れて来た私の責任なのでいまさら文句を言ってもはじまらない。
この日の衣装のカラーは赤、イントラムロス・ツアーで支給された赤と黒のポロシャツを着て行ったのだが、キアンもほとんど同じデザインのシャツを着て出席した
PRAの花、ジェラルディンさんといつものツーショット
会場に入ろうとしたら、丁度式典の始まるところで、まずは国歌斉唱、キアンは入り口で胸に手を当てて国歌を歌っていた。GMの挨拶などが終わると食事なのだが、到着のタイミングとしては絶妙だった。しかし、キアンはお腹がすいたとダダをこねるので、アイスクリームをもらってしのいだ。食事は、いつもにくらべて少々物足らず、クリスピーな揚げ物が無いのでキアンはライスに醤油だけで腹ごしらえをしていた。
GMは黒の革ジャンという伊達ないでたちでスピーチをしていた
広大な会場には300人以上のゲストが詰め掛けていた。写真中央のPRA日本人倶楽部の席には例の赤いポロシャツ姿がちらほらいる
この日の出し物は、まずは、プロのバンドを背景にGMのカラオケ、インド・カシミールの子供の民族舞踏、そして職員の歌と踊り、手作りの感があって楽しめた。ちょっと時間がかかるが、民族舞踏 DSCN2124 とスタッフのダンス DSCN2143 の動画を見てほしい。
カシミールの民族衣装に身をまとった女の子のダンスがゲストを魅了した
PRAのきれいどころのダンスショー、右手前のシエラさんのダンスがピカ一だった
黒尽くめのバンドも、GMの黒の革ジャンに似合っていた
しかし、一番の見ものは、私のゲストの子供達の踊りだろう。若干一歳と2ヶ月のクッキーは、音楽が始まると、いても立ってもいられず、ステージの前の広場で腰振りダンスをはじめた。まだ、歩けないので、常にママやヤヤと常に手をつないでいる。クッキーの動画 DSCN2126
キアンとなると、久しぶりに再会した退職者の子供(6歳と9歳)と3人で会場を鬼ごっこで走り回っており、写真を撮る暇もなかったが、時折アイスクリームをせしめてやりたい放題だった。小学校に入って、恥ずかしいという言葉を覚えてしまったキアンは、どうしてもステージに上がってダンスをすることは拒んでいたが、なかなかのダンスを広場で披露してくれた。キアンの動画 FSCN2180
ステージののPRAスタッフの踊りを見てやる気満々のクッキー、後ろはBOC銀行の支店長のケイトさん
PRAスタッフの歌をバックに腰振りダンスを披露するクッキー、来年はステージでソロダンスを披露してくれることだろう
舞台の前のダンス広場は子供達で占領されてしまった。特にクッキーは腰振りダンスを続け、マーケッター組合の組合長とのダンスにも挑戦した。まるで子供達の誕生パーティの様相を呈しており、他のゲストがダンスをするのを邪魔してしまったようだ。しかし、子供天国のフィリピンでは誰も文句を言わない。
ダンス広場は子供達の遊び場と化してしまった 組合長はクッキーがまだ歩けないことを知らず、手を離した途端にクッキーは尻餅をついてしまった