PRAが移動しました 2010年5月14日


3年ほど前にPRA本体が隣のビルのシティバンク・センターの4階に移動して以来、受付(シティバンクタワー29階)と本体が離れて、書類等の受け渡し においては、紙一枚受け取るのに30分も待たされるなど不便を強いられてきた。以前のように受付のすぐそばにPRA職員がいれば、ちょっとややこしいこと など直接職員と話が出来たものが、いちいち4階と29階を行き来をしたり、電話で話をしなければならず、効率が著しく悪かった。それがやっと、PRA本体 がシティバンクタワーの29階に戻ってきたのだ。現状においては我々に関係の深い、ビザ・プロセッシング部門、サービス部門、マーケット部門などが移動済 みだが、いずれすべてが移動するとのことだ。そのため、受付のレイアウトも変更され明るい感じになった。入り口を入ってすぐ左にはNBIの出店が移動してきて、中々便利になった。

CIMG0293s-1 CIMG0294s-1  レセプションの後ろの部分は退職者が打ち合わせたりするゆったりしたスペースが設けられている。ここには元々会長室やミーティングルームがあったので、 GMなど偉いさんが移動してきたらこのスペースがなくなってしまうのではないかと危惧される。さらに受付の左奥は会議室でビザ発行などもここで行なわれて いる。

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PRAスタッフの執務スペースはレセプションから左へ行ったところ、従来諸々の業者が入っていたところだ。元アグリパイ会長の発案と思われるが、ここでは、退職産業を振興させようと、退職者をマーケットとする業者が入って直接、営業をさせていたのだ。当初は多くの人が張り付いていたが、1年もしないうち にほとんど常駐する人がいなくなってしまった。人を貼り付けてもほとんど用事がないのだ。業者にとっては家賃だけ払わされてとんだ出費となってしまったよ うだ。

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 このスペースとは反対側、レセプションの右側のエリアにはPRI(PRA組合)が入っていたが、アグリパイ会長の更迭とともに胡散霧消してしまったようだ。私がPRAにいたころ、ずかずかと執務室に入ってきて大声を上げて張り 切っていた元通産大臣のオドネスPRI会長も、ここのところとんと見かけない。

 ちなみに最近、PRAは通 産省投資局の配下から観光省の配下に移動したが、その際、会長は観光大臣のドラノが兼務し、実質専任の会長職はなくなった。裏でどんな政治的な駆け引きがあっ たのか知らないが、新生PRAとしては、もっと退職者の話に耳を傾けて小回りの聞く組織になって欲しいものだ。

 なお、6月30日で大統領がアロヨからアキノに交代する。そうすれば観光大臣=PRA会長も交代するわけで、PRAの組織に何らかの影響があるだろう。ま た、関連する入管の上層部も交代するから、退職ビザの署名者も変わってくる。そのため、それら人事が落ち着くまで1ヶ月くらいビザの発行にも影響が出るも のと思われる。したがって7月にビザを申請する人は、ゆとりのある申請スケジュールを組んでおいたほうがよさそうだ。

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