先日、退職ビザ(SRRV)を保有する若い退職者から、「入管のホームページによると、フィリピンに在住するすべての外国人はSSRN(Special Security Registration Number)を取得するよう義務付けられたとのことだが、SRRV保有者も該当するのか?」という問い合わせがあった。
早速、入管のホームページ(http://www.immigration.gov.ph/)にアクセスしてみたが、たしかに、そのようなアナウンスがある。隅から隅まで読んでみたが、SRRV保有者は免除されているという記述はない。しかし、ページの右下の隅に、「Exemption(免除」という欄があり、「法律によって免除されているもの」、という記述があり、SRRVがそれに該当するのかもしれない、ということが読み取れた。
これは、PRAに聞いてみるより他に方法はないと、翌日早速、PRAに出向いた折に受付のミッシェルにに聞いてみた。彼女は、早速、件のアナウンスの紙を取り出して、SRRVは上記の「法律で免除されたもの」に該当すると、教えてくれた。一体、どの法律で免除されているのか、わからないが、RPAがそういうのだから、間違いはないであろう。しかしながら、ここに、「SRRVなどは免除」とはっきり記述されていれば、悩むことはないのに、なんとも不親切なことだ。
さらに、「ACR I-Cardの保有者」あるいは「滞在が59日を越えないツーリスト」も対象外となっている。このことは、すべての外国人というよりも、ACR(Alian Certification of Registratioー外国人登録証)を保有せず、59日以上滞在してる外国人、すなわち短期滞在ビザ(9a)で延長を繰り返して滞在している一部の外国人が対象のようだ。(ちなみにACRはSRRVやSIRVなど以外の長期ビザを保有している外国人はその取得が義務付けられている)
そうなると、すべて外国人というよりも、長期ビザを保有せず、フィリピンに長期(60日以上)滞在している、ごく一部の外国人が対象となっているようだ。見出しに「ALL FOREIGN NATIONALS」となっているのは、まるで脅し文句のようで、なんとも人騒がせな話だ。